RFID入出荷管理

RFIDをクランプリフトやコンベアに導入 
原紙ロールの出荷業務を効率化

レンゴー株式会社様

導入の背景

レンゴー株式会社様では、従来出荷時に、クランプリフトで掴んだ原紙ロールに対し、トラックドライバーが1点1点ハンディターミナルを使って原紙ロールに張り付けられた製品ラベルのバーコードを読み取るという運用を実施されていました。
課題としては大きく2点あり、1点目は、安全性の担保です。クランプリフトの可動範囲にトラックドライバーが近づきバーコードを読み取る必要があった為、安全性の確保が重要でした。2点目はトラックドライバーの負担軽減です。
ホワイト物流を推進するため、自動化による作業量軽減も検討されていました。

導入のポイント

RFIDの電波を照射すると、照射範囲内のタグをすべて読み取ってしまう為、クランプで掴んだ原紙ロールに張られたタグだけを特定することが大変困難でした。
解決策として弊社提供のミドルウェア「ナイスミドル」をカスタマイズし、独自のアルゴリズムを開発することで、数多くのRFIDタグの中から、特定のタグだけを識別する運用を実現しました。

導入の効果

・クランプリフトで原紙ロールを掴んだ状態にて、RFIDタグを読み取る仕組みを実現。
→従来必要だった人を介在したバーコードの読み取りが不要となり安全性向上につながりました。
・リフト運転者1名の作業でタグを読み取ることができ、出荷業務を効率化。
→トラックドライバーの負担軽減につながりました。

使用した製品

クランプリフトとコンベアの両方にUHF帯のRFID製品を導入しました。
アンテナ用の専用取り付け金具とアルミフレーム架台をそれぞれ作成し、最適なタグ読取環境を実現。また、コントロールボックスを組み合わせることで、操作用ボタンやスピーカーとも連携したRFID読み取りシステムを構築しました。